内藤 秀文

内藤 秀文

博士課程3年生


令和6年度OU-SPRING(岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム)受給者

令和4, 5年度OUフェローシップ(タイプA)受給者

連絡先:p6un18gs▼s.okayama-u.ac.jp ( ▼ を @ に置き換えてください )

Web of Science ResearcherID: JNS-0676-2023

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研究テーマ

疎水性相互作用を含む溶媒誘起相互作用の強度の定量化

 

研究テーマ(詳細)

溶液中に存在する溶質分子間に働く有効相互作用である,溶媒誘起相互作用について研究しています.

我々の研究目的は,分子サイズ等の溶質の微視的性質とその分子間に働く相互作用の強度の間に存在する,普遍的法則を解明することです.

そのために直径 σ の異なる球形分子の浸透第二ビリアル係数 B を計算し,Bσ の定量的な関係を調べています.

B の計算には,分子シミュレーションや液体の積分方程式理論等を用いています.

 

研究キーワード

疎水性相互作用,溶媒誘起相互作用,分子シミュレーション,液体論,液体の積分方程式理論,浸透第二ビリアル係数

 

論文

1. Hidefumi Naito, Ryuichi Okamoto, Tomonari Sumi, and Kenichiro Koga, "Osmotic Second Virial Coefficients for Hydrophobic Interactions as a Function of Solute Size", J. Chem. Phys. 156, 221104 (2022) https://pubs.aip.org/aip/jcp/article/156/22/221104/2841289.

2. Hidefumi Naito, Tomonari Sumi, and Kenichiro Koga, "How do water-mediated interactions and osmotic second virial coefficients vary with particle size?", Faraday Discuss. 249, 440-452(2024) https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2023/FD/D3FD00104K.

 

学会発表

1. 内藤秀文,岡本隆一,墨智成,甲賀研一郎,「疎水性相互作用の溶質分子サイズ依存性:シミュレーションを用いたアプローチ」,第35回分子シミュレーション討論会,岡山大学,2021年(ポスター).

2. 内藤秀文,「疎水性相互作用の強度の溶質サイズ依存性:6乗則の存在」,The 15th Mini-Symposium on Liquids: MSL2022,九州大学,2022年(ポスター).

3. 内藤秀文,岡本隆一,墨智成,甲賀研一郎,「浸透第二ビリアル係数の溶質サイズ依存性:6乗則の存在とその普遍性」,日本物理学会2022年秋季大会,東京工業大学,2022年(口頭).

4. 内藤秀文,墨智成,甲賀研一郎,「1-プロパノール水溶液における疎水性相互作用によるクラスター形成とその特異性」,第36回分子シミュレーション討論会,オンライン,2022年(ポスター).

5. Hidefumi Naito, "Microscopic Factors Characterizing the Solute Size Dependence of Hydrophobic Interactions", The 16th Mini-Symposium on Liquids: MSL2023, Okayama University, 2023(ポスター).

6. Hidefumi Naito, Tomonari Sumi, Kenichiro Koga, "Quantification of the water-mediated interaction varying with solute size", Water at interfaces Faraday Discussion, The Royal Society of Chemistry, 2023 (poster).

7. 内藤秀文, 岡本隆一,墨智成,甲賀研一郎,「溶媒種によって反転する溶媒誘起相互作用の溶質サイズ依存性」,第37回分子シミュレーション討論会,福井県県民ホール,2023年(ポスター).

8. 内藤秀文, 墨智成,甲賀研一郎,「溶液中の溶質間有効相互作用におけるサイズ効果」,第11回ソフトマター研究会,東京大学 生産技術研究所,2023年(ポスター).

9. Hidefumi Naito, "Solute-Size Effects on the Hydrogen-Bond Network of Water Around a Pair of Hydrophobic Solutes", The 17th Mini-Symposium on Liquids: MSL2024, Kyushu University, 2024(ポスター).

10. 内藤秀文,墨智成,甲賀研一郎,「疎水性相互作用の溶質サイズ依存性を定める熱力学的及び微視的要因」,日本物理学会第79回年次大会(2024年),北海道大学,2024年(口頭).

 

受賞歴

1. 第2年次終了時優秀者賞(岡山大学理学部,2018年).

2. 理学部長賞(岡山大学理学部,2020年).

3. 令和3年度 日本化学会中国四国支部 支部長賞(日本化学会中国四国支部,2022年).

 

所属学会

日本物理学会

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